CSRマネジメント
グループとしてCSR活動を推進
ワコールグループでは、CSRの目標を「社会との相互信頼づく り」と定めています。
経営理念は、「企業の目的・存在価値」そのもの。ワコールグルー プのCSR(企業の社会的責任)は、経営理念である「ワコールの 目標」・「社是」・「経営の基本方針」を原点としています。
新たな中期経営計画では、『グループとしてCSR活動を推進』
とし、CSR活動を経営方針の柱の一つに据えています。ワコール の経営理念は、CSRと密接に結びついており、事業活動におけ る経営方針の柱にCSR活動を組み込むことで、ワコール独自の 経営姿勢をより多くのステークホルダーの皆さまに伝えること が可能となります。すべてのビジネスプロセスにおいて『グループ としてCSR活動を推進』し、CSRに配慮した経営を行い、役員・
従業員一人ひとりが社会の要請と期待に応え、社会から信頼さ れる関係を構築していきます。
ワコールグループはいまや世界70カ国以上で商品を展開し、
事業拠点は、20カ国50社以上、生産拠点は11カ国24拠点に及 びます。完成したインナーウェアは各国の約22,300の売場で、
約8,200人の女性販売員の手によって販売されます。日本と海 外で1年間に販売されるブラジャーは、約4,520万枚になりま す。生産と消費の両局面で多くの女性に支えられている私たち が、まず「女性共感企業」であろうと努めることは、当然の責務と 考えています。
とはいえ、当社グループが責任を負うべき相手は、女性たちだ けではありません。株主・投資家の皆さま、ビジネスパートナー、
従業員とその家族、そして地域社会、NPO・NGO、行政、こうし たすべてのステークホルダーの方々との間で「相互信頼」の絆を 確立し、社会的信頼を高めていきたいと考えています。
ワコールグループのCSRマネジメント
ワコールグループは、国際標準化機構(ISO)で2010年11月 に発行された「ISO26000:2010(財)日本規格協会」を基に したCSRを推進しています。
ワコールグループでは、2013年4月からスタートした中期経営 計画における将来像として「グループとして世界のワコールを目 指す」を掲げています。今後のグローバル展開に向けた取り組み を通じて、当社グループの国際的影響力は、これまで以上に拡大 していくことが予想されます。
国際的コンセンサスを得たISO26000の「持続可能な発展に 貢献する」という概念は、社会全体が「質の高い生活、健康、及 び社会の繁栄という目標」を不断に実現していくことと定義され ます。グループ全体で各社の抱える課題を整理し、重要度の高 いテーマを明確にし、自分たちの特性や強みを生かせる領域で のCSR活動を推進するため、ISO26000の7つの中核主題に基 づいた『ワコールCSR基本方針』を制定し、社内への浸透を図っ ています。
また、企業理念を継承しつつ、当社の事業に関連した特徴あ る要素を戦略的に位置づけた上で、社会的課題の解決に取り 組み、本業に通じた社会的事業活動を持続的に進め、ブランド 力の向上や競争優位の確立につなげていきます。
ワコールグループのCSR推進体制
当社グループでは2004年に専任部署の「CSR推進室」を設置 し、CSR方針の策定、関連部署との連携や情報収集、また社内 での啓発活動に取り組んできました。2011年からは、同部署を IR・広報室の中に位置づけ、社内外の情報発信や社会とのコ ミュニケーションの一層の向上を目指しています。
2013年からは、ワコールホールディングス経営方針の一つで ある、『グループとしてCSR活動を推進』を受け、「CSR連絡会」
を開催しています。「CSR連絡会」では、方針や目標、計画などの ガイドライン策定や、課題の検討、活動状況の把握と部門間の 情報共有などを行っています。関連主管部門を中心に、機能横 断的に各部門のCSR活動を推進しています。
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Integrated Report 2013
ワコール*CSR基本方針
ISO26000の7つの中核主題に沿った、基本となるCSR活動方針は以下の通りです。
「ワコール」とは、株式会社ワコールホールディングスとその100%国内連結子会社4社、及び株式会社ワコールとその100%国内連結子会社7社を意味しています。*
1 組織統治
ワコールは、すべてのステークホルダーの皆さまから信頼され、価値ある企業を目指して、コーポレートガバナンスの強化に取 り組んでいます。国際行動規範を尊重し健全な社会規範に従い、経営の透明性・公正性を確保します。また、法令の遵守やコー ポレートガバナンスなどの体制を強化し、ステークホルダーを尊重し説明責任を果たすことにより、皆さまに信頼される企業活 動を行い、企業価値の向上に努めていきます。
2 人権
ワコールは、創業以来、経営理念である「相互信頼経営」と「人間尊重の経営」を積み重ねてきました。人権を尊重するのは企 業の責任であり、「自由に生きる権利」・「人間らしく生きる権利」という人権に対する基本理解を深め、企業活動を通じて実践し ていきます。個人の多様な価値観・個性・プライバシーを尊重し、人種・宗教・性別・国籍・心身障がい・年齢などに関する差別的 言動や、暴力行為、セクシャルハラスメント・パワーハラスメント、また、児童労働・強制労働など、人権を無視する行為を未然に 防止します。
3 労働慣行
ワコールは、「相互信頼」の経営理念のもとに、従業員との信頼関係を深め、すべての従業員が活き活きとやりがいをもって働 ける職場環境の仕組みづくりを進めています。各職場における従業員の安全・健康の管理、人材育成、多様な人材や価値観の受 容、仕事と生活の調和、健全な労使関係の構築などを行い、「活力ある企業風土の創造」に向けた施策の充実を図っていきます。
また、労働に関する法令を遵守し、社会規範や国際行動規範を尊重し、就業規則などの人事規程を定め、各職場における働 きやすい労働環境を整備していきます。
4 環境
ワコールは、「地球環境を守ることは企業の責務である」との認識に立ち、環境保全に配慮した事業活動を推進しています。
設計から、材料開発、そして生産・物流・販売までの商品の流れのさまざまな工程で、環境に配慮した取り組みを積極的に行い、
環境負荷の少ない商品提供と汚染の予防に努めています。また、環境に関する法律・条例および自主管理基準を守り、環境教 育を通して従業員の意識向上を図り、環境保全活動に協力・貢献できるように努めます。そして、環境方針と環境保全への取り 組み状況を一般に公開し、社会と一体となった活動を進めていきます。
5 公正な事業慣行
ワコールのものづくりや営業活動は、得意先をはじめとして、さまざまな仕入先・委託先・工場などの協力によって支えられ、お 客さまに愛される商品をお届けすることが可能になります。
公正な取引を行い、正々堂々と営業するために、国際行動規範を尊重し、各種法令および企業倫理を遵守します。具体的に は、独占禁止法、下請法、景品表示法、薬事法、不正競争防止法などの遵守と、自社の知的財産権の保護・活用と他者の知的財 産権の尊重などを徹底するとともに、教育啓発活動を行っていきます。
6 お客さまへの対応(消費者課題)
ワコールは、お客さま一人ひとりを大切にし、その「声」に誠心誠意お応えすることが務めであり、信頼を得る鍵であると考えて います。お客さまの「声」に学び、商品やサービスの向上に反映させ、愛される商品・サービスを提供します。製品ライフサイクル
(研究開発・製品企画・製造・販売・流通・お客さまサポートなど)のすべてにわたる業務の品質保証活動を徹底し、お客さまの 権利を守り、消費者保護に関する法令を遵守し、安全と安心をお届けします。また、ホームページなどを通じて幅広い情報開示 をお客さまへ行い、公明正大な活動を推進していきます。
7 コミュニティへの参画及び発展
ワコールは、地域社会の発展のために貢献することは、重要な社会的責任であると認識しています。地域社会の発展のため に、ワコールが今日まで培ってきた独自の知恵・文化を広く社会で活かし、ワコールだからできる社会的活動を行い、ステークホ ルダーとの関係を重視し、コミュニケーションを深めていきます。
また、事業を展開するそれぞれの地域で、社会の要請・期待に応え、ワコールの強みを活かせる領域で、地域社会に貢献して いきます。
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環境保全活動
ワコールグループは、グローバルな事業活動において、地球環 境を守ることは企業の責務と考え、社会との調和を目指す「相 互信頼」の精神に従い、「未来に約束広がる笑顔ときれいな地 球」をモットーとして、地球環境の保全に取り組んでいきます。
環境目標
ワコールでは、「環境方針」のもと、3年ごとに「中期環境行動計 画」を策定し、目標を定めた環境経営を実践しています。
中期環境行動計画(2013年4月̶2016年3月)
1 ワコールグループ全体の環境管理システムの連携を強化
・ グループ全体のデータ把握を進め、環境活動をサポート 2 「業務改善=環境改善」の考え方で環境保全活動を推進
・ 環境改善を業務活動の一環と捉え、できる限り業務を数値化 し成果を確認
3 CO2排出量の管理徹底
・ チャレンジ25にならい、2020年までに2002年(当社CO2排 出量実績確認初年度)対比25%削減または維持
4 グリーン購入の推進
・ グリーン購入比率をデータ化し購入を促進 5 廃棄物の管理徹底
・ ゴミ分別の徹底及びムダをなくす改善活動を継続して実施
・ リサイクル率90%以上を維持 6 環境リスク管理の徹底
・ PCB廃棄物の適切な管理と処分を実施 7 環境情報の公開
・ ワコールホールディングスホームページで環境情報を公開 8 環境教育を通して従業員の意識向上
・ 従業員の環境教育を継続して実施
・ 毎年6月を「環境月間」とし、環境意識を啓発 9 地域社会の一員として環境保全活動に協力・貢献
・ 社屋周辺の清掃・美化活動を実施
・ 各事業所において地域社会とのネットワークを推進 環境方針
1 業務改善によって事業活動の各過程における環境負荷 を少なくし、汚染の予防に努めます。
2 下記を中心とする環境目標を定め、環境管理システムを 基に目標達成を図ります。
(1)省エネルギー、省資源、CO2排出量の削減 (2)廃棄物の減量と再資源化
(3)人と環境にやさしい製品開発、技術開発
(4)人と環境にやさしい材料、資材、事務用品などの購入 3 環境に関する法律・条例及び自主管理基準を守ります。
4 環境教育を通して従業員の意識向上を図り、地域社会 の一員として環境保全活動に協力・貢献できるように努 めます。
5 環境方針と環境保全への取り組み状況を一般に公開 し、社会と一体となった活動を目指します。
事業活動 × CSR + ワコールらしさ = ワコールのCSR
ワコールグループのCSR ワコールの本業に通じた社会的事業活動
ピンクリボン活動 リマンマ事業 ブラ・リサイクルキャンペーン
乳がん検診サポート事業 ツボミスクール ワコール人間科学研究所 経営理念
ワコール倫理規範 ワコールの行動指針
CSRの目標 CSR基本方針